中市 誠治
いい印刷職人に必要なものは、センスと知識と、経験。
僕も印刷の世界に携わって10年になりますが、まだまだ学ぶことはたくさんあります。毎日のように新しい発見があるので、印刷の世界は奥が深いです。
印刷機のメンテナンスには気を配っていますが、人間と同じで調子が悪いときもあります。毎日付き合っていると、不調のときにどこが原因かの見極めが的確にできるようになるものです。トラブルが起きたときでも、迅速に対処できれば品質の劣化は防げます。
これからも日々の経験を積み重ねていくことで、印刷物のクオリティを守っていきたいと思います。
印刷の不思議なところは、同じデータで作ったとしても環境が変われば同じ色にならない点にあります。
その違いを少なくするため、印刷オペレーターによる細かな機械のメンテナンスや、
印刷時の色合わせが行われております。
クライアントに満足してもらえるような印刷物を作りあげています。
印刷工場と聞くと、夏は暑く、冬は寒く…というイメージがあるかもしれません。しかし、それは大きな間違い。紙やインクはとてもデリケートで、少しの気温や湿度の変化が印刷に大きく影響してしまうのです。乾燥していれば静電気が起きて紙と紙とが貼り付いてしまいますし、寒すぎるとインクが固まってしまいます。
そこで、弊社では工場内の環境を室温20~25℃、湿度60%に管理することで、一定の品質を保っています。この環境が最も静電気が起きにくく、インクの劣化も少ないとされております。ホコリやゴミも大敵であるため、印刷機周りの片付けや掃除も徹底して行っています。
弊社のオフセット印刷機は、チラシ・カタログ・パンフレットを中心に印刷する8色機と、ポスター・包装紙・封筒・手帳などを印刷する4色機があります。
8色機は、表裏の両面フルカラー印刷を一度で行え、4色機は両面2色、片面フルカラーに対応しています。どちらの機械も高速回転によるスピーディな印刷が可能です。
また、高精細印刷やFMスクリーン印刷、細部表現に優れたデュオトーン印刷により、写真集や画集、美術関連書籍などを美しく印刷することができます。写真・画像処理部門と連携し、打ち合わせや色合わせを綿密に行うことで、最高品質の印刷物を実現いたしました。